これまで、建築業界では他業種に比べ、リモートワークはあまり受け入れられていませんでした
ですが、新型コロナの流行により、リモートワークへの移行を余儀なくされた結果、
建築業界でも、多くの企業がリモートワークを導入し始めました
新型コロナが今後どのように影響を与えるか誰にも分かりませんが、
以前のような職場環境に戻ることはむずかしいでしょう
リモートワークの急速な導入など、劇的に変化を起こしている職場環境
そんな変化として、リモートワークの増加のほかに、クリック&モルタルビジネスの台頭があげられます
クリック&モルタルビジネスの台頭
「実店舗とオンライン上の店舗の双方を運営することで相乗効果を狙うビジネス手法」である、
クリック&モルタルビジネス
少し雑学的な話になりますが(興味ない方は飛ばしてください。)、
なんでクリック&モルタルビジネスというのでしょうか?
その理由を知るには、ブリック&モルタルという言葉についても知る必要があります
ブリック&モルタルとは、店舗販売を行う会社のこと
特に、「古い慣習にのっとった店」を
「ブリック(タイル)とモルタルでできたような店」、と比喩的に使われている言葉です
この「ブリック」をパソコンのマウス操作の名称である「クリック」に置き換えたものがクリック&モルタルビジネス
実店舗に加え、ネット上の店舗を関連付けて運営している、ということになります
さて、だいぶ話がそれましたが、
なぜクリック&モルタルが台頭してきたのか
それは、ブリック&モルタルビジネスが新型コロナ対策の為、苦境に立たされた結果、
代替案として出てきたのがクリック&モルタルビジネスです。
クリック&モルタルビジネスは、時代の変化に適応する必要性を強調しており、
パンデミックが終わった後も、多くのビジネスに残るものとなるでしょう
テクノロジーの役割
職場環境は、パンデミックだけでなくテクノロジーの影響も受けます
建築家はオンラインカタログを利用して材料を探すのが一般化しつつあり、
BIMを用いることも建築業界に浸透していっています
CGソフトでのモデリングを修正すると、リアルタイムで高画質な画像を出力できる、
リアルタイムレンダリングのようなソリューションは
設計の変更をモデリングに反映し、すぐさま出力できることで、Zoomミーティング中に変更案を示せたりと
設計ワークフローを合理化に役立っています
先ほど挙げた、Zoomなどのビデオ会議ツール利用者が急増していることは、
プロジェクトでの利用だけでなく、コミュニティを保つためにもテクノロジーが必要であることも示唆しています
人と人との交流は、日常の職場生活に欠かせないものですが、
パンデミック以前には見過ごされていたかもしれません
これらは、テクノロジーが企業や組織を支えていることのほんの一例であり
このような困難な時代にも、そしてその後も繁栄していくためにも、テクノロジーがいかに役立つかを示すものです
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本文は以上になります、が、
「クリック&モルタルビジネスの話、建築関係なくない?」
と思われた方もいるかもしれません。
そこで、クリック&モルタルビジネスと建築について個人的に考察してみたいと思います
実店舗とオンラインショップという関係、建築に置き換えると物理的に存在するオフィスとオンラインオフィスをどちらも持つことにより価値がある、と捉えることができます
実在するオフィスとリモートワークだけではオフィス内でのコミュニティが薄まってしまいます
特に、リモートワークの段階からコミュニティに参加した者(新入社員等)は他の社員との関わりが希薄になってしまいがち
そこで、オンラインオフィスを考えます
実在するオフィスのインテリアに似せたオンラインオフィスがあり、そこでもコミュニティが築けたら
今の実在するオフィスとリモートワークする自宅という隔たりは少なくなるのではないでしょうか?
今後、リモートワークから、オンラインオフィスへの流れが出てくるのではないか?
っと、個人的には楽しみにしています
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