「都心でもきれいな星空がみたい」
どこかの電気会社のCMで見たようなフレーズですが、本当に見られたら素敵ですよね?
今回は、都心で星空が見えるようにする画期的なテクノロジー!
、、、ではなく、
都心でも夜空を大事にしなくちゃいけない理由がたくさんある!
ということをみんなが知り、行動できれば、都心で星空が見えるのが当たり前な世界がくるかも?
そんなお話
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皆様、光害という言葉をご存じでしょうか?
光害(こうがい、ひかりがい):照明の設置方法や配光が不適切で、景観や周辺環境への配慮が不十分なために起こるさまざまな影響(引用:環境省 光害について)
光害は、夜空の眺めを阻害するだけでなく、人間や野生生物の体内時計を乱してしまいます
「光害が恐ろしいことは分かった、じゃあその光害はいつ、どのくらい起きているの?」
それは次の2つの統計を見ればわかるはず。
① 光害はほとんどの人が経験している
② とてつもないエネルギーが使われている
順番に見ていきましょう。
光害はほとんどの人が経験している
まず、光害とは具体的にはどんな現象でしょう?
環境省によると、都会では夜空を見上げても星が見えなかったり、閉店しているはずのお店がこうこうと光っているのも光害といえます。
https://www.env.go.jp/air/life/hoshizorakansatsu/observe-5.html
Science Advances誌にて発表された2016年の研究によると、欧米の住民の99%、そして世界の人口の83%が何らかの形で光害を経験しているという驚異的な結果が出ています
この通り、光害はとても身近な問題といえますね
とてつもないエネルギーが使われている
照明に使われるエネルギー量というのはバカになりません
アメリカの光害対策団体によると、アメリカの屋外照明の約30%が、遮蔽カバーのなかったり、照準が悪いといった公害対策のされていない照明器具だそう
使用率ではなかなかぴんと来ないかもしれませんが、こういった対策のされていない照明器具により、年間約33億ドル相当のエネルギーが失われていることになるのだとか!!
日本円にすると約3485億円
もはやよくわからない数字です
人間にも野生生物にも環境にも悪く、莫大なコストのかかる光害に対し、IDA(国際ダークスカイ協会)とIES(照明工学会)が動き出しました
2020年4月、両団体は照明公害に対処するための戦略的パートナーシップを発表。夜間照明を必要最小限に限定し、地域の生態系への影響を低減する、屋外照明の原則を採択しました
この流れに、照明メーカーでもあるPanasonicが日本初のIDA認定の屋外照明を開発!
これからの建築に対して、光害を発生させないということは必要不可欠なものとなりそうです
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公害対策といった世界的なムーブメントが続けば、都会で星空を見上げられる日もそう遠くないのかもしれませんね
文中にて、光害が人間の体内時計を狂わせるといった記述がありましたが、
屋外照明だけが我々の体内時計を狂わせる照明ではありません
寝る前にリビングや寝室で明るい照明にあたること、これによっても体内時計は狂い、睡眠の質を低下させます。
この問題の解決に、自宅の照明に調光調色照明を使ってみてはいかがでしょうか?
このスマートLED照明は、スマホで操作も可能で、
日中は陽のひかりが入るから明かりを弱め、
日が暮れてきたら明かりを強め、もし在宅でPC作業をしているならPC画面が見やすいよう白色の明かりに、
夜は視覚へのダメージを和らげるためにオレンジ色がかった明かり、
寝る前は薄暗い明かりに、
といったように細かい設定が可能にになり、オススメです!
ぜひ、一緒に光害から身を守り、正しい体内時計を取り戻しましょう!
今回の原文はこちら
https://www.architectmagazine.com/technology/lighting/how-to-keep-skies-dark-at-night_o