生活環境を、外部の暑さ寒さから守ってくれている断熱材。
断熱材の入っていない家に住んでる、なんて方はそういないでしょう。
そんな、快適な室内環境を作ってくれている断熱材ですが、従来の断熱材は、
揮発性化合物を大気中に放出し、家庭や職場の環境や気候変動に悪影響を与えています。
この問題を解決する、サステナブルな断熱材が誕生しました!
開発したのは、ノーステキサス大学の研究チーム。
トウモロコシをベースにしたポリ乳酸とセルロース繊維を混合。
その後、超臨界二酸化炭素(臨界温度と圧力を超えて保持された流体状態の二酸化炭素)を使用して作成されるのだとか。
つくるのに、二酸化炭素から生成された材料を使うってすごいですよね!
最も大きな温室効果ガスである二酸化炭素を使い、作られる超臨界二酸化炭素。
断熱材のほかにも様々な使い道を研究中。
話が少しそれましたが、この断熱材、作り方がサステナブルなだけでなく、性能もすごい!
断熱性能は従来のポリウレタンベースの断熱材と比較して12%増!
しかも、従来の断熱材は1000年間も、分解されない、とも言われているのに対し、
この断熱材は堆肥化が可能。
なんと、50日で90%が分解されます。
現在の生活環境を快適し、未来も守る断熱材。
はやく一般化して欲しいですね!
今回の原文はこちら
https://engineering.unt.edu/news/new-sustainable-insulation-foam-could-change-building-industry