アップサイクルな建築の可能性

 

写真にある「9 billion Tons」

90億トンという数字、いったい何を意味するのでしょうか?

 

製造、廃棄のどちらをとっても悪影響を及ぼすもの

まずはこちらの動画を観てください。

音声は英語ですが、映像だけでも内容が伝わるかと思います。

 

 

プラスチックが一般的に使われるようになったのは1950年以降。

あらゆる商品の包装や容器として活躍し、私たちの生活を豊かにしてくれました。

 

そんなプラスチック、生産された量はなんと90億トン以上!

 

そのうち、リサイクルされたプラスチックは約9%に過ぎません。

単純計算で、80億トン近くのプラスチックが何らかの方法で地球上に捨てられていることになります。

 

プラスチックは今も世界中で大量に消費されており、

プラスチック製品の最たるものであるペットボトルは

世界中で毎分約100万本もの量を購入されていて、

毎分約200万枚のビニール袋が使用されています。

 

ご存知の通り、プラスチックは石油から作られており、

大量の化石燃料を使うことで、気候変動にも多大な影響を与えています。

 

深刻化するホームレス問題

環境汚染や地球温暖化のみならず、ホームレス問題も深刻化を続けています。

 

国連の報告によると不適切な住居に住む人は、世界中で約16億人に及び、1億人以上が全く住宅を持たない状態にあります。

 

新型コロナの発生により、ホームレス問題はより深刻なものとなっています。

 

ゴミで建築を作り、まちを生み出す

「誰もがきちんとした場所で暮らせる世界」の実現を目指し、

世界70ヵ国以上で住まいの問題に取り組む国際NGOであるHabitat(ハビタット)と、

 

プラスチック廃棄物による建築建設の特許技術を持つノルウェーのスタートアップOthalo(オタロ)

 

両社はパートナーシップを結び、プラスチック汚染とホームレス問題を一度に解決する活動を開始しました。

ハビタットとは | ハビタット・フォー・ヒューマニティ・ジャパン「誰もがきちんとした場所で暮らせる世界」の実現を目指し、世界70ヵ国以上で住まいの問題に取り組む国際NGO 1976年アメhabitatjp.orgHome | Othalowww.othalo.com

 

Othaloの持つ建築システムによりプラスチック廃棄物から

住宅、難民シェルター、倉庫、学校、病院などの多岐にわたる用途の建築を作り出すことができます。

 

これらの建築物は安価で、持続可能で、環境に優しく、現代の生活基準を満たしており、全てプラスチックから作られています。

 

60平米の住宅1棟あたり8トンのプラスチックがリサイクルされ、

現在のプラスチック廃棄量からすると、10億棟の住宅を製造できる可能なのだとか。

 

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廃棄されたプラスチックで適切な住環境を提供し、プラスチック汚染とホームレス問題という大きな2つの課題を解決する。

今回のプロジェクトが成功することは、持続可能な社会を作るという世界共通の課題に対して大きな一手となる。

そう信じています。

 

そして、アップサイクルと建築をかけ合わせることで、これほど大きな問題の解決につながる、

そんな可能性を示すという意味でも、重要なプロジェクトと言えるのではないでしょうか。

 

今回の原文はこちら

Is It Possible To Turn Plastic Waste Into Affordable Housing?On World Habitat Day, UN-Habitat launched a partnership withwww.archdaily.com

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