瓦礫をアップサイクル サステナブルなコンクリート

建築物の建設や解体から発生する廃棄物は、世界の廃棄物の約40%

 

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なかなか衝撃的な数字です。。

私自身、建築設計にたずさわっているのでかなりショックでした。

 

そんな、大きな問題を抱える建設廃棄物、

今回は、そんな建設廃棄物からのアップサイクルをご紹介します。

 

瓦礫(がれき)からつくる「再生コンクリート」

 

そもそもコンクリートとは、

・セメント
・水
・骨材(砂利や砂)
・混和材料(強度・耐久性の向上等のため使われる薬剤)

から構成されています。

そしてコンクリートは、セメントと骨材が密着し一体となることで、高い強度を発揮します。

 

この骨材は通常、自然の砂利や砂をつかうのですが、これを瓦礫に置き換えたもの、それが再生コンクリートです。

※再生コンクリートにつかう骨材を「再生骨材」といい、解体などにより発生したコンクリートを、

破砕、磨砕、分級等の処理を行い製造された骨材。

 

実はこの再生コンクリート、すでに世界中で、塀や歩道といった非構造体への使用は進んでいます。

ですが、建築物等のような構造体に使うのは、まだ一般的でない、というのが現状です。

再生コンクリートは、従来のコンクリートより優れている!?

 

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再生コンクリートを構造体として使用できる可能性を示す研究が発表されました!

 

発表したのは、ブリティッシュコロンビア大学の研究チーム。(写真は主任研究者のアラン氏)

 

研究内容は、再生コンクリートと従来のコンクリートの性能差をはかるため、

建物の基礎と歩道にそれぞれのコンクリートを用い、5年間性能を比較する、といったものです。

 

結果はというと、再生コンクリートは従来のコンクリートに対し、同等かそれ以上の圧縮強度を発揮、維持しました。

この研究をうけて、再生コンクリートの構造物への使用が一般化しすれば、

建設廃棄物は減り、サステナブルな社会に近づきそうですね!

 

今回の原文はこちら

New UBCO research suggests recycled concrete could be a sustainable way to keep rubble out of landfillsResults of a new five-year study of recycled concrete show thnews.ok.ubc.ca

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