建築を革新する自律歩行ロボ「SPOT」

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四足歩行する、犬のようなロボット

最近、ニュースでも取り上げられはじめ、見たことがある方もいるかもしれません。

 

でも、この犬型ロボット、結局なにができるのでしょうか?

 

万能センシングロボ「SPOT」

このSPOT、どんなロボットなのか、まとめると、センサーを用いて、あらゆる箇所を計測していくロボットです。

 

センサーといえば、設置型のものやドローンを用いたものもある中で、SPOTはどこが優れているのか。

それは、下のような項目があげられます。

・自立して稼働

・正確な計測

・大規模での計測に対応

 

また、SPOTは、車輪や追跡装置ではなく脚を持っているため、

障害物の上を歩いたり、階段を昇り降りしたりと、不安定な建設環境を器用に進むことができます。

 

レーザースキャナー、360度カメラ、赤外線カメラ、環境センサーなど、

様々なセンサーを持つため、プロジェクト管理のために有効なデータを取得することができます。

 

以下にSPOTにより起こりうる変化の一部を紹介します。

アズビルド

設計意図モデルではなく、実際に建築されたものを正確にデジタル化したモデル(As-Built)を作成でき、

工事中から入っていれば、施工上の情報も反映することができます。

 

BIM(ビルディング インフォメーション モデリング)とあわせて、

建築のデジタルツイン化(リアル空間にある情報を仮想空間で再現すること)に役立つでしょう。

また、設計者に対する現場からのフィードバックとしても活用できます。

モジュール工法

モジュール工法(工場で材料を加工し、それを現場に搬入し、現場ではほとんど組み立てるだけという建築工法)

は建設効率を上げる重要な要素ですが、プレハブ部材と建築構造物との整合性を確保するため、

継続的に最新のモデルが不可欠となります。

 

SPOTは、現場の「今」の情報をデータ化してくれるため、プレハブ部材との不整合を減らすことができます。

 

モジュール工法について、以前取り上げていますので、「プレハブ工法」ってなにが良いの?と思った方はぜひ

https://kadomaru-design.com/post-293/

ハンドオフ(引き渡し)

建物のライフサイクル全体にわたって、アズビルドは建物のオーナーにもメリットがあります。

先にも述べた、デジタルツイン化したデータを持つことにより、建物を運用していくうえで、

建物管理をスマート化し、設備更新の要否が分かり、IoTと組み合わせることで、

建物運用を仮想空間でシミュレートし、効率的な運用を可能にします。

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情報、データの持つ資産的価値が認められつつある昨今、
GAFAの一角、Amazonはマンションを作り、生活の情報をAmazonへ提供することで、

安い家賃で入居できる、というサービスまで打ち出されるほど。

建物の正確な情報を持つことはこれから必須になっていくでしょう。

そして、建物の実況に応じたデータ化のため、SPOTが大いに活躍してくれるのではないでしょうか!

 

今回の原文はこちら

https://www.architectmagazine.com/technology/beyond-the-master-builder-how-robots-can-really-transform-the-role-of-the-architect_o

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